中間処理とは【処理方法の種類】

○中間処理とは
中間処理とは、廃棄物の最終処分(埋立)を容易にするために、減容化・安定化・無害化等の処理を行うことである。

○廃棄物の「処理」と「処分」
廃棄物処理工程は以下の通りである。

 分別保管 ⇒ 収集運搬 ⇒ 中間処理 ⇒ 最終処分

「処理」とは、廃棄物処理工程全般のことを指し、「処分」とは、廃棄物処理工程のうちの「中間処理」と「最終処分」のことを指す。したがって、「中間処理」は「処理」という言葉が使われているが、「処分」にも該当する。

○中間処理の種類
選別:廃棄物を選別し、性状をそろえる
破砕:廃棄物を細かく砕き体積を減らす
圧縮:廃棄物を圧縮し、空隙率を低下させ輸送効率を向上させる
溶融:廃棄物を高温で溶かして、形状を変化させたり、材料としてリサイクルする
焼却:廃棄物を燃やして縮減する
脱水:廃棄物の水分量を減らし、固形化する
中和:廃アルカリや廃酸をpHを調整する
固形化:廃棄物に薬品等を添加して固形化する
油水分離:産業廃棄物に含まれた廃油を回収する