○現況
・道路橋の橋台の劣化
・北陸地方
・供用35年
・橋台の一部に亀甲状のひび割れ
・ひび割れから白色析出物、SiO₂(二酸化ケイ素)
・道路では凍結防止剤を散布している
○変状の原因
・亀甲状のひび割れが発生しているため、ASRが最も可能性が高い
・二酸化ケイ素はASR反応性が高い
・橋台端部の水分の供給がある場所の劣化が激しい
・凍結防止剤による塩化物がひび割れ内に浸透している可能性もある
○調査項目
【ASR】
・顕微鏡による観察
・X線粉末解析
・残存膨張量の測定
【鋼材の腐食状況の調査】
・露出確認
・自然電位法
・塩化物含有量の測定
○対策
【ASR】
・水の供給を抑制するために、防水工を施工
・定期的に点検を行う
【鋼材の腐食】
・断面修復工法
・脱塩工法