【調査】
・鋼材の腐食発生限界 1.2kg/m³
・融雪剤は塩化カルシウム(CaCl₂)
・塩化物イオンを含んだ水が構造物へ供給され塩害発生
・水セメント比が小さいほど塩害に強い
・高炉B・フライアッシュBは塩害に強い
【測定】
⇒重量法
⇒容積法
⇒電気化学的方法
⇒電子線マイクロアナライザで塩素の分布を確認
・鉄筋腐食の調査
⇒自然電位法
⇒鋼材の腐食面積率や質量減少率の調査
【対策】
⇒塩化物イオンの浸透量減
⇒塩化物イオンの除去
⇒鋼材腐食の停止(アノード反応の停止)
⇒ずっと電気を流し続ける
・脱塩工法
⇒塩化物イオンの除去
⇒PC部材に適用する場合は水素脆性が懸念されるため検討が必要
⇒シラン系はコンクリート表面にはっ水層
⇒塗布型防錆材は腐食環境改善
【塩害のメカニズム】
・アノード反応
Fe=Fe2++2e-
鉄=鉄イオン+電子
・カソード反応
O2+2H2O+4e– =4OH-
酸素+水+電子=水酸化物イオン
・錆の生成
Fe2++2OH–=Fe(OH)2
鉄イオン+水酸化物イオン=水酸化第一鉄